
1200 Series


1200 SERIES SMARTPANELS
RIEDELの次世代SmartPanelは多機能ユーザー・インターフェイスに新しい視点を開きます。
RIEDELのアプリ駆動型ユーザー・インターフェイスSmartPanelを強化する技術に基づいて構築された新しい1200シリーズSmartPanelは、ワークフローの柔軟性、パワー、接続性において飛躍的な進歩を遂げています。複数のフルカラー・マルチタッチ・スクリーン・ディスプレイ、革新的なハイブリッド・レバーキー、アプリを活用して多機能性を実現する機能、現在使用されている様々なワークフローに簡単に適応できる機能を備えたこの新パネルは、新しいワークフローの可能性をいつでも拓きながら、使う人が自分のやり方で作業できるように準備されています。
まったく新しい1200シリーズSmartPanelは、RIEDELのこれまでで最もスマートなパネルです。SmartPanelのコンセプトは、パネルの機能をハードウェアから切り離し、ユーザーが様々なアプリをインストールして多様な機能を有効にできる汎用デバイスに変えます。RIEDELのSmartPanelならば、現在のパネルの機能だけでなく、将来のパネルの機能も手に入れることができます。
Hardware
Apps
Intercom App
1200シリーズのIntercomアプリは複数のワークフローをサポートしています。インターカムのユーザーによっては最初は無音のパネルから何を聞くかを自分で選ぶ「Talk/Listen」ワークフローを好みます。一方、すべてを伝えるパネルから始めてオフにする信号を自分で選ぶ「Talk/Mute」ワークフローを好むユーザーもいます。ユーザーはパネル毎に好みのモードを決定できます。パネルの使い易さをさらに向上させる新機能にRIEDELの新たな「ロジカル・グループ」の考え方があります。「ロジカル・グループ」を使うとユーザーはキー・ラベルまたはキーの周りのLEDリングのカスタム・カラーを選択できます。各キー・ラベルには8文字のメイン・ラベルと16文字のサブ・ラベル、ユーザー定義のアイコンがあります。他のアイコンは任意の時点での各キーの状態に関する情報を提供します。「マイクを開く」「キーをミュートする」「ビープ音を鳴らす」「ポート使用中」の各プロンプトは見易くて一目でわかります。ユーザーは特定のキーに関する情報を必要なだけ取得できます。
Control Panel App
Control Panelアプリによるワークフロー制御
Control Panelアプリを使うと、サードパーティ制御、監視、自動化システムを、SmartPanelの使い易く直感的なユーザー・インターフェイスに適合させることができます。その機能セットは驚くほどシンプルですが、信じられないほど強力です。ユーザーは、パネルのキーやロータリー、LED、ディスプレイを使ってサードパーティ・システムで動作をトリガーし、ディスプレイとLEDの色、ラベル、アイコンを介して設定状態と変更に関する視覚的なフィードバックを得ることができます。Control Panelアプリは相互運用性と拡張性を高めるためのオープンなNMOS規格に基づいて構築されています。これの鍵となっているのが、様々なベンダーのシステム間でイベント/ステータス情報(ボタンの押下やLEDの色等)の交換を可能にするNMOS IS-07規格です。
主な利点:
- オープンなNMOS規格準拠。独自プロトコルのサポートは不要
- 複数のサードパーティ・ベンダーがCPAをサポート
- 複数のサードパーティ・システムに同時接続
- レバーキー、ロータリー・エンコーダー、ディスプレイ、LEDのサードパーティ制御
- 独自ワークフローをカスタマイズする無限の可能性
- アプリはスタンドアローンもしくはSmartPanel上の他のアプリと並行して動作
- ハードウェアを効率的に使用し、ラックスペースを1〜2RU節約
お近くの販売代理店またはsystemconsulting(at)RIEDEL.netにお問い合わせください。
なぜNMOSなのか?
ディスカバリー(検出)、コネクション(接続)、コントロール(制御)にはControl PanelアプリのAPIとしてAMWA-NMOS規格を使用します。
- NMOS IS-04:Discover──ネットワーク内で利用可能なソースを検出(Discover)します(例:「レバーキー#1」)
- NMOS IS-05:Connect──ソースをデスティネーションに接続(Connect)します(例:「レバーキー#1が「入力制御」に接続される)
- NMOS IS-07:Event & Tally──状態と状態変更情報を送信します(例:「レバーキー#1」が押された→入力制御を「入力A」から「入力B」に変更)
NMOSをサポートする各サードパーティ・デバイスはControl Panelアプリをネイティブに使用できるようになります。それは放送制御システムや自動化システム、制御システム、スケジューリング・システム、監視システム、さらには独自のNMOSアプリケーションのいずれでも構いません。
オープンなNMOS規格により、CPAは同時に複数の制御システムに接続できます。
Supported Vendors
RIEDELでは以下の業界パートナーと協力してControl Panelアプリをサポートし、パートナーの製品に統合しました。RIEDELのControl Panelアプリをシステムに統合したい他のベンダーを喜んでご支援します。
- Data Miner by Skyline
- hi by Broadcast Solutions
- Pebble Beach Systems
- VB440 by Bridge Technologies
- Cerebrum by EVS
実装するワークフローについては、これらのベンダーに直接お問い合わせください。
Audio Monitoring App (AMA)
オーディオモニタリングアプリ(AMA)により、オペレーターはインターカムアプリでっコミュニケーションをとりながら、オーディオストリームをモニターすることができます。これにより、1200シリーズSmartPanelは、インターカムとオーディオモニタリングを同時に操作できる唯一のデバイスとなります! AMAは、ネットワーク上のSMPTE 2110-30 (AES67)ストリームに直接アクセスすることができ、それらのストリームをNMOS経由で動的に管理する、もしくは静的なIP/SDPベースの構成で、SmartPanel内で直接オーディオをミキシングする事もできます。AMAの設定は、専用の設定ツール、または内蔵APIを使用したブロードキャストコントローラで行います。また、モニターするオーディオソースの選択と管理は、驚くほどシンプルで柔軟です。SmartPanelのユーザーは、最大16のステレオ/モノラルのSMPTE 2110-30 (AES67) ストリームを並行してモニターでき、合計256のオーディオモニターソースをパネル上で直接事前設定・管理することが可能です。SmartPanelの直感的なユーザーインターフェースと高解像度の液晶タッチディスプレイにより、オペレーターはパネル上のオーディオモニタリングソースを自由に選ぶことができます。オーディオモニタリングアプリとインターカムアプリが同じエンドポイントで動作しているため、ユーザーはオーディオソースをモニタリングしているときに重要なインターカムコールを聞き逃すことはなく、着信の場合はモニタリングオーディオのボリュームを自動でdimすることができます。逆にオペレーターが通話に気を取られたくない場合、アプリケーション間の動作を設定することで、インカムからのオーディオを自動的に減衰させることもできます。AMA は、SmartPanel の高音質スピーカー、直感的な UI、アプリケーション間の動作を管理する機能により、コストとラックスペースを節約しながらより良いワークフローを構築することが可能になります。