Press Release
Wuppertal 10月 1, 2025
Riedel Communications、2025年FISU世界大学競技大会の複数会場向け通信&ネットワーク・インフラを提供
ドイツのライン=ルール地方の複数都市で開催された2025年FISU競技大会では、23の競技会場ならびにエッセンにあるIBCの運営を支える信頼性と拡張性に優れたバックボーンが必要でした。マネージド・テクノロジー・チームはインターネット接続とインターカムおよび無線システムに加え、リモート監視と運用サポートを提供しました。
「私たちのチームは約53キロメートルの仮設多芯光ファイバー・ケーブルを備えた堅牢なネットワーク・インフラを構築し、中央の光ファイバー・ネットワークを介して全会場を接続しました。IBCには、全システムをリアルタイムで監視・管理するために、専門家を擁する専用のネットワーク・オペレーション・センター(NOC)を設置しました」と、Riedel Communicationsのシニア・プロジェクト・マネージャー、ルーカス・ステルマッハーが語ります。「わずか8週間という厳しい計画期間にもかかわらず、ネットワーク全体は円滑かつ効率的に実装されました。このプロジェクトの複雑さと規模を考えると、大きな問題なくセットアップを完了できたことは、私たちのチームの献身と専門知識の証であると言えます」。
イベント運営の成功の核となったのは、RIEDELの技術が中心的な役割を果たした協調的なコミュニケーション・エコシステムでした。会場全体とIBCにはRIEDELと放送&イベント制作部門の専門チームによって、『Artist』インターカム・システム、『Bolero』ワイヤレス・ユニット、『SmartPanel』、そして『MediorNet』メディア・ノードが導入されました。特定の競技にはRIEDELの『Bolero S RefComms』システムがアジャイル・スタンドアロン・モードで導入され、信頼性の高い審判用通信を提供しました。RIEDELは全技術パートナーたちと緊密に協力し、全システムが複数のプロダクション・ドメインを繋ぐ統合ネットワークにシームレスに接続されました。
制作の現場では、2,000台のモトローラMXP600デバイスが、20台のDAMMおよびモトローラ・システムで構成されるTetraネットワーク上で稼動していました。この構成は28ゾーン、300の無線グループをサポートし、スタッフと警備員との間で明瞭で信頼性の高い音声通信を可能にしました。RIEDELの『Juggler』テクノロジーが、Tetra無線機と『Bolero』ワイヤレス・ユニットと『Artist』インターカム・システムを、単一の相互運用可能なプラットフォームに統合しました。
RIEDELの役割には包括的なITサービスも含まれていました。中央のITネットワークはすべての拠点を相互接続し、インターカム、インターネット・アクセス・ポイント、そして音声解説などの特殊アプリケーションをサポートし、IBCからリモートで制御・監視されていました。また、チームは運用エリア全体に450台のラップトップ・パソコン、50台のタブレット、そして130台のネットワーク接続された複合機を提供し、物流と管理ワークフローの技術的な基盤を提供しました。
「このような未来志向のイベントの公式パートナーとして、世界中の若いアスリートのみなさんを支援できることを光栄に思います」と、Riedel Communicationsのグローバル・イベント担当エグゼクティブ・ディレクター、マーク・シュナイダーは述べています。「FISU競技会のような複雑なプロダクションは、まさに私たちのチームとテクノロジーが真に活躍できる挑戦的な環境です」。


