Press Release

Wuppertal 7月 7, 2026

RIEDELとARRI、〝ユーロビジョン・ソング・コンテスト〟にて シネマティック・ライブ・プロダクションを実現

EBUEuropean Broadcasting Union:欧州放送連合〕の〝ユーロビジョン・ソング・コンテスト〟のホスト・ブロードキャスターとして、ORF〔オーストリア放送協会〕は、アーティストたちによる感情豊かで映画のような映像表現を実現しつつ、親密さと近接感を高めると同時に、従来のライブ放送の運用耐久性を維持することを目指しました。RIEDELARRIは、ARRIのシネマ・カメラ技術を、世界的な放送&メディア・サービス企業NEPをはじめとする技術パートナーが支える伝統的な中継放送ワークフローに統合すべく密接に協力しました。

「シネマティック・ライブ・プロダクションは、クリエイティブな野心と技術的な信頼性が、統合された1つのエコシステムで結びついたときにこそ機能します」とRiedel Communicationsのマネージド・テクノロジーCEOのルッツ・ラートマンが述べています。「〝ユーロビジョン・ソング・コンテスト〟では、ARRIのシネマ品質の映像をグローバルなライブ・イベント規模において信頼性高く使えるようにする基盤を『DIVA+』が提供しました。私たちは共に、ライブ・エンターテイメントの新たな視覚的言語が本格的な制作環境で使用可能であることを証明しました」。

RIEDELの『DIVA+』インフラは、データ、インターカム、映像、音声を1つの統一されたプロダクション・ネットワークに統合し、ワイヤレスの『Easy5G』拡張機能と『hi human interface』による制御機能を備えています。ウィーンでの『DIVA+』セットアップでは、約60台の『MediorNet』フレームと80台を超えるネットワーク・スイッチ、会場全体に敷設された11キロメートルを超える信号用光ファイバー・ケーブルが組み合わせました。コミュニケーション・レイヤーは『Artist-1024』インターカム・ノードを基盤とし、190個を超える『Bolero』ワイヤレス・インターカム・ベルトパック、120台を超える『SmartPanel』、そして60以上の無線チャンネル、4台のデジタル・ベース・ステーション、16台のアナログ・リピーターを含む約650台の無線機を基盤としました。国際コメンタリーのワークフローは約35台のコメンタリー・パネルでサポートされ、RIEDELの新製品『Desktop SmartPanel Commentary Panel App』が導入されました。さらに、バーチャルな『SmartPanel』向けのワイヤレス『Easy5G』拡張によってさらなる柔軟性が加わり、『hi human interface』がセットアップの選択的な制御とオーケストレーションを支えました。

RIEDELの『MediorNet』バックボーンは、特殊カメラ・システム──ケーブル・カム、伸縮クレーン、ワイヤレス・ステディカム・リグ、リモート・ドリーを含む──、インターカム、タリー、リターン信号を接続し、新たなカメラ・プラットフォームをライブ・ショー中に必要な確実かつ低遅延な信号レイヤーを損なうことなく統合しました。合計24台のARRI Alexa 35 Liveカメラが従来のカメラ・ポジションと特殊カメラ用途で使用され、主要映画制作やハイエンドTV制作で知られる画質とクリエイティブな柔軟性をライブ放送ワークフローに取り入れました。

「〝ユーロビジョン・ソング・コンテスト〟の70回記念大会では、私たちはイベントの視覚的言語を前進させつつ、グローバル・ライブ放送に必要な堅牢性を維持したかったのです」とORFのユーロビジョン・ソング・コンテスト2026技術監督、クラウディオ・ボルトリ氏は述べています。「RIEDELARRINEPをはじめとする技術パートナーのネットワークと共に、私たちはこの野心を信頼できるプロダクション・モデルに変えることができました」。

NEPは中継放送の統合パートナーとして、放送専門知識、中継車インフラ、カメラ機材を提供しました。NEPARRICCUとベース・ステーションを中継放送環境に統合しつつ、インターカム、タリー、リターン信号、シェーディングのための既存信号経路を維持しました。またSennheiserは業務用無線音声の専門技術を活かし、アーティストのマイクやインイヤー・モニターのプロダクション・フローを支えることで、より広い制作エコシステムに貢献しました。

ORFRIEDELARRIと共に、私たちは新旧の技術を統一されたプロダクション・ワークフローに融合させ、より映画的な視聴体験を実現しました」とNEPのセールス&プロジェクト・マネージャーのアクセル・エンストレム氏が語ります。「統合パートナーとして、私たちの役割は舞台裏の複雑さを管理することでした。このことによって、プロダクション・チームはショーに集中でき、自信を持って臨むことができました。新たな機能は常に技術的な課題を生みますが、私たちの専門性は、それらの技術をシームレスかつ信頼性の高い運用へとまとめ、ライブ・プロダクションに求められるレジリエンスを損なうことなくクリエイティブな革新を可能にします」。